リアブレーキパッドとドラムシューの交換

 ワイドトレッドスペーサー、キャリパー、キャリパーサポートを外します。(赤矢印2個づつ4個)水色の形に針金がパッドの間に入っているので注意する。

ちなみに、ジャッキはリアスイングアームにかますと楽です。

 限界まで減ったシューです。ここまで減ると前進方向には効きましたけど後退方向には効きませんでした。

ドラムは簡単には外れないです。外し方は後述しますが。サイドブレーキを解除しておくのは当然ですし、車止めも前輪に勿論かましましょう。

 で 、画像は新品シュー組み立て後ですが赤矢印の切り欠きを回してホールドピンをホールドスプリングから外します。

両輪を持ち上げておかないと回りません。

ジャッキが2つ、必要です。

 青い出っ張っている所6箇所にブレーキグリスを塗ります。

本来は赤矢印の所は外しませんし外す必要なしです。 

外している理由は後述します。

 @がホールドスプリングです。

それぞれの位置関係は画像の通りです。

リアアスクルにシューを組むのは結構パズルですので、番号順に組んでいくと簡単でしょう。スプリングは強力なので必要なのは冶具と力です。

Aは方向があります。外す前に良く見て起きましょう。

Bの横のリングを忘れないように注意しましょう。

Cはアスクルとつなぎます。

Eはアジャスタのねじ部が車両フロント側です

逆さまにすると調節不能になります。

画像は左後輪です。

 ドラムを組みます。

素直に嵌らないのでホイルナットを逆に入れて奥まではめ込みます。

その後、ゴムブッシングを外した穴をアジャスターが見えるように下に回してきます。

1、初めに赤の方向に歯車をドラムがロックするところまで回していきます。バチバチ音がします。

2、ロックしたら青の方向に4山戻して引きずりが無いか確認です。

未確認ですが、1と2の作業はしなくても作業終了後、サイドを”引く戻す”を繰り返したら自動調節されるはずです・・。

キャリパーはフロントと同じ要領なので省略します。

 で、今回発見した不具合です。

前述の外す必要の無い所ですが、

アスクル裏側のナットが外れてどこかに行っていました。

後日にナットを入れましたが、ボルトのねじが舐めた感じになっていたために少し苦労しましたf^^;

 今回、使用した工具です。右から

プライヤ:キャリパピストン押し戻し用

13ミリラチェットレンチ:ドラム外し冶具用

マイナス:リング外し、アジャスタ嵌め、調節用

真鍮ブラシ:掃除用

ラジヲペンチ:スプリング外し、引っ張り用 KTCの専用工具でフック船長の腕ようなものがホームセンターで売っています。

赤矢印:M8ボルト ドラム外し冶具これをサービスホールに入れて13ミリラチェットで回して外します。日本乗用車はM8ボルトでいけます。多分・・

14ミリめがねレンチとラチェットレンチ:キャリパ、サポートばらし用

ブレーキグリス

 交換後は、サイドを15キロの力で引っ張って約150メートル走行、5分冷却を3セットぐらい繰り返して、引きずりが無かったらOKです。
サイドレバーのカチカチは9から13が標準値ですが、引きずりが無かったらOKです。

交換後は後退方向でもしっかり効く様になりました。

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